精神や体の不調にお困りの方へ

こころやからだの不調にお困りの方へ

精神的不調にお困りの方へ心(精神)と身体は表裏一体のものとされ、精神的不調は、身体の症状・感情の変化・行動の変化・認知の変化にあらわれて、初めて気付かれることがあります。

感情の変化としてあらわれる精神的不調

感情が大きく揺れて、抑えられない

突然に感情の大きな揺れが生じて、自分で抑えきれない状態が続くと日常生活に支障を及ぼす事があります。不安・怒り・イライラ・悲しみ・焦りなどの感情が生じると、本来ならば初期の変化がある段階で、誰かに話したり、息抜きや気分転換したりして、ストレスを上手く発散させ心身のバランスを取り戻すのですが、不調を放置し過ぎて感情制御不能な状態まで至ると、少しの発散などでは対処困難となり、大きな心身不調や生活支障まで来す場合があります。
感情不調をきっかけとして、物事のとらえ方を変えるなど心理療法が有効な事もあります。しっかり栄養と睡眠を摂り、ストレスをドンドン溜める事無く、小さい火種のうちに愚痴を書いたり言ったり、運動し汗で出したり、と、こまめに発散などをおこなっていく事が大切です。

心理療法や御自身での対処での調整が難しくなった状態でも、漢方薬や西洋薬で感情調整が可能な場合がありますので、当院へ御相談ください。
(ただし、医療機関で可能な事は、あくまで患者さまの感情調整不良状態を内服で軽減する様に調整するのみの治療程度です。問題解決の主体が家族調整などの場合、必要な家族カウンセリングや専門家族心理療法などは当院ではおこなっておりませんので、これらを御希望の場合は、各大学心理学科附属のカウンセリングルームなどに御相談ください)

感情が抑えられない症状を起こす心の病気

など

気持ちが落ち込み、何もやる気になれない

気分が落ち、気持ちが塞ぐ、やる気が湧かない、といった状態が一日中、2週間以上の期間ずっと続いている場合は、抑うつ状態となっている可能性があります。過度のストレスなどで脳の働きが低下し、いつもなら普通に出来ていた仕事や勉強や家事などがスムーズに出来なくなり、余暇も楽しめず息抜きも出来ず、これまでどおりの日常が送れなくなります。
気分が落ち込む状態がずっと続く場合は、生活に影響を及ぼす前に当院までご相談ください。

気持ちが落ち込み、意欲低下起こす心の病気

など

からだの変化(症状)としてあらわれる精神的不調

睡眠がうまくとれず覚醒時の生活に支障がある

疲れているはずなのに、眠れない、寝てもすぐに目が覚めてしまう、嫌な夢をみる、朝起きた時に熟眠感がない等があり、かつ、起きている時間帯にウトウトしている、大事な会議中にも寝てしまう等がある場合は、【睡眠が上手くとれずに覚醒時の生活に支障をきたしている状態】ととらえて睡眠障害と呼ばれます。不眠や睡眠障害は、精神的な不調の初期症状としてあらわれる場合が多いため、睡眠障害の症状を放置してしまうと、こころの病気を悪化させる事があります。また、不眠や睡眠障害などの症状は内科疾患などが原因で引き起こされる場合もあり、身体不調を伴う場合には、早々に身体科での精査および治療をおこなうことが大切です。

基本的に身体科疾患が原因でない場合は、生活リズムの改善や服薬治療で症状が改善する場合もあります。睡眠へのこだわりが過剰なため、ゴールを見失い、経過が泥沼化している場合もあります。日中の活動に問題が無い場合は『睡眠障害』とはされませんので、『7時間寝ないとダメ』など固執せずに「寝られるときに寝られるだけでよい」「起きている時間は好きな何かが出来るので嬉しい」と考え方を変える事が必要となる場合もあります。
原因を確かめ、それに合わせた治療をおこなうことで、適度な睡眠をとることができますので、不眠症状が気になる方はお早めに医療機関の受診をお勧めいたします。

動悸や息苦しさ、胃腸障害、めまい、しびれ等があるのに、
身体科の検査では異常がない

動悸や息苦しさ、胃腸障害、めまい、しびれ等の症状がある場合、通常であれば循環器疾患や呼吸器疾患、消化器疾患、耳鼻咽喉科的疾患、神経内科的疾患などが考えられますが、各身体科で検査などをおこない詳しく調べても異常がない場合は、心の病気が影響している可能性があります。不安や緊張、強いストレス、感情の大きな揺れ、抑うつ症状などがきっかけで、身体の不調があらわれることがあります。また、特定の場所や状況などで身体症状が生じることもあります。

逆に、身体疾患がある場合は、身体疾患を扱う医療機関で適切な検査や治療をおこなうことで症状が改善される場合が圧倒的に多いので、当院への御検討前に、身体科の受診をおこなってください。各種検査に異常がない場合、身体症状は、強い不安感などを感じる辛い状態ですので、症状でお困りの場合は、お早めに当院までご相談ください。

身体症状を起こすことがありえる心の病気

など

行動の変化としてあらわれる精神的不調

鍵や火の元が不安で、何度も戻ってしまう

意味が無く無駄な事だと頭では分かっているが儀式的繰り返し行為が止められない、火の元や鍵をしたかが気になって何度も家に戻ってしまう、いくら綺麗に洗っても何度も洗うのが止められない、といった行動は、強迫行為の場合があります。これらの行為のため、通常生活に支障をきたす場合の一部には、西洋薬の内服治療で速やかに症状が軽減する事もありますので、お早めに当院までご相談ください。

止めたい気持ちがあるのに何度も繰り返して行動してしまう症状を起こす心の病気

など

仕事や勉強、家事が手につかない

過度の疲労やストレス、睡眠不足などによって、全てが億劫になったり、やるべき事があるのに集中力が低下したり、することがあります。ストレス過多や睡眠障害などの状態が続くと抑うつ状態になり、仕事や勉強、家事など普段通常におこなっていることが出来ない状態になりえます。
原因となるモノが除去できたり改善できたりする場合は、速やかに症状も改善する事が多いですが、生活や環境を整えても気になる症状がある持続する場合は早めに医療機関を受診してください。

過度に意欲や集中力が低下する心の病気

など

生活破綻しても止められない

身体的に、および、精神的に、本来の生活を犠牲にしてでも止められない行為を認める事があります。時に犯罪行為や、自身を痛めつける行為などと組み合わさって嗜好を継続していることもあり、専門施設での専用矯正治療プログラムに則って時間をかけて治療していく事が必要となりえます。

当院には専門医も専門プログラムもないため、以下の疾患の検査や診断および治療などは受け入れできかねます。
気になる症状がある場合は、早めに専門の医療機関を受診してください。

生活破綻しても心身が止める事に抵抗を示すモノ

  • アルコール依存症
  • 違法薬物依存症
  • ギャンブル依存症
  • ゲーム依存症

など

認知や思考の変化としてあらわれる精神的不調

もの忘れが増えた・ボーッとしている時がある

場所や人の名前を思い出せない、何を取りに来たのか忘れてしまうなど、誰にでもある“もの忘れ症状”から、食事をしたかどうかを忘れる、何度も来たことがある場所なのに帰り道が分からなくなるなど、忘れの度合いは様々です。ストレスなどが原因で脳機能が一時的に低下することで忘れの症状が起こることもあります。いつから始まった記憶障害なのか、や、記憶の保持できる期間なども様々であり、単なる疲れによる症状から、脳実質に腫瘍などがある場合まで、様々な病態で同じような認知機能障害を生じうる可能性もあり、疾患を決めつけずに幅広い視野で神経内科的な検査で詳しく調べて診断し適切に治療していく必要があります。

記憶障害を起こしうる心の病気

など

実在する誰かに盗聴などで監視され、誹謗中傷など攻撃をされているかも…

実際に事件的な出来事もありえますが、ここでは精神症状としての状況(妄想性障害)をさしています。
患者さま御自身の世界(事実とは異なる妄想世界)では、盗聴や追跡などで監視され続け、迷惑行為などを受けて安心した生活が送れない状態になっています。かといって、攻撃してくる相手の証拠がなかなかつかめない状況もあり、家族や警察などに相談しても取り合ってくれず、独り孤立して悩んでいる事が多いです。この様な状況が持続した結果として、睡眠不調や抑うつ気分、イライラ、身体不調など様々な心身不調をきたす事が多いです。

抗精神病薬を継続的に内服する事で、患者さま御自身の世界において心配していた事象(妄想)が和らいだり無くなったりして、生じていた心身不調が改善する可能性があります。とはいえ、患者さまとしては【相手が一方的に悪者であり、御自身は健全な被害者である】との認識である事が多く、周囲の人が治療を望んでいても、服薬治療を受けるべき御本人が内服治療などに拒否的である事が多く強制服薬が不可能である為、継続した内服治療への同意や実行での症状軽快が難しい事が治療上の問題となります。

幻覚妄想などを認める心の病気

  • 統合失調症
  • 妄想性障害
  • 気分障害
  • 認知症

など

住所 〒 617-0002
京都府向日市寺戸町ハノ坪122 洛西口クリニックビル3F
TEL 075-921-0757
診療時間表
9:00~12:00
14:00~18:00

:10:00~13:00

桂川洛西口くれたにクリニック

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    阪急京都線「洛西口」駅から徒歩7分 -----(1)
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    京都市営バス69系統・西4系統「高田町」下車、徒歩5分
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    駐車場(14台)を用意しております
  • 自転車・バイクで
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